東京の国分寺と武蔵村山の地にキャンパスを有する東京経済大学は、実業家の大倉喜八郎により1900年に創立された大倉商業学校を前身としており、1949年に新制の東京経済大学として改組された。
東京経済大学(TKU)は、前身の大倉商業学校創立以来、実践的な知力を身につけたグローバル社会で活躍する進取の精神に富んだ人材の育成をはかっている。
現在、経済学部、経営学部、コミュニケーション学部、現代法学部の4つの学部があり、多くの企業の発展と成功に貢献する有為の人材を輩出していることで定評がある。
東京経済大学では、2015年にヴォルフビジョンのVZ-3 ビジュアライザーを12教室に導入以来、大・中・小教室のさまざまな学習スペースで、優れて高品質な映像表示が実現されており、特に、映像上に一切の陰影やホットスポットの出現がないことを評価されている。
また、この間、不具合の発生事例も皆無であり、非常に信頼性が高く、直感的で使いやすいシステムであることが実証された結果、2016年から2018年にかけて、最新モデルのVZ-3neoビジュアライザー4台の追加導入が行われた。
今回、あらたな追加整備の検討にあたり、必須要件として、教卓上での使用に適する一方、収納時にはスペースを占有しないシステムであることが求められた。
上記の要望に対するソリューションとして株式会社映像システム(ESC)から提案されたVZ-3neo“Swivelバージョン”ビジュアライザー2台が、最終的に採用されることになった。
このVZ-3neoビジュアライザーシリーズは、ワーキングプレート一体型の標準バージョンの他、ワーキングプレート非一体型の“Swivelバージョン”も用意されている。 この斬新な非一体型システムは、専用の“Swivelプレート”を用いて、直接デスクトップの作業スペースに取り付けるように設計されている。
また、収納時には、必要に応じて、教卓やデスクトップで容易に右側もしくは左側に90°回転し収納することができるため、教卓スペースにパソコンや教材あるいは配布資料を置いたり、その仕分けスペースとして活用するなど、完全にフリーな作業スペースとして使うことが可能になる。
VZ-3neoビジュアライザーは非常にコンパクトなシステムで、カメラ、照明システム、電子ハードウェアおよびズームホイールなどのコントロール機能がすべてアーム部分に組み込まれている。
使用開始時には、アームを起こすだけで、フォーカスや照明等すべての調整が自動的に行われ、一切特別な操作をする必要がないため、教員は集中して講義を行うことが可能になる。 また、照明システムは、ワーキングプレートに完璧な照明があたるように最適化されており、デスクトップを作業スペースとして使用する“Swivelバージョン”においても、照明を調整する必要は一切ない。
加えて、高速なフォーカス性能と12倍ズーム(光学6倍+デジタル2倍)により、見開き本ほどの大きなものからクレジットカードほどの小さなものまで瞬時に捉え、拡大し、常にブレのない高解像度映像を描出する。
ヴォルフビジョンのビジュアライザーシステムは、その画像品質、使いやすさ、信頼性、耐久性、機能性により世界中で評価され広く使用されている。
今回、ユニークなインスタレーションオプションを持つVZ-3neoビジュアライザーの際立った特徴により、教卓の省スペース化と同時に機能的な活用スペースであることの双方を実現することが重要なテーマであった東京経済大学にとって、最適なシステムとして供することが可能となった。