愛知県の日進、新栄、名城前にキャンパスを有する名古屋学芸大学(NUAS)は、「人間教育と実学」という建学の精神に基づき2002年に開学した大学で、管理栄養学部、メディア造形学部、ヒューマンケア学部、看護学部の4つの学部があり、専門的な知識に加え、自らの考えで主体的に行動できる人材を多く輩出しています。 WolfVision CynapとVisualizerを導入したメディア造形学部

映像メディア学科は、専門性を持ちながら映像メディアを取り巻く環境を広く見渡し、他者との協調によって新たな世界を切り拓き創造する人材の養成を目指しています。学科に設置されたノンリニア実習室とサウンド実習室は非常に専門的な学習環境のため、実習室をアップグレードするにあたり、学生がより簡単に、積極的に授業に参加できるよう、BYODによるワイヤレス・スクリーンの共有などのコラボレーションを促進し、多様な学習方法に対応できることが求められました。 WolfVisionのパートナーである教育産業株式会社は、上記の要望に対するソリューションとして、操作が簡単で機能性の高い実習室を設計し、名古屋エリア初となる新しいコラボレーションシステムを提案しました。
2つの実習室には、WolfVision Cynap とVisualizerシステム(VZ-3neoSwivelモデルを採用)を使用した学習環境が導入されています。限られたスペースの中で、立体物や印刷物・手書きの資料を画面上に精細に表示できること、クオリティの高い画像処理能力を持つこと、さらにオートフォーカス機能に優れ、素材の撮影をする際に非常に扱いやすいことが評価されました。教卓に機器を直接設置し、学生の机と教卓の高さを合わせることで実習室全体にフラットな印象を与え、教員と学生のコミュニケーションを促すというコンセプトのもと、開放的でスタイリッシュな設計となっています。 実習室の設備設計に携わった映像メディア学科のご担当者様は、近年の学習トレンドの変化から、学生の授業への積極的な参加を促すような機能がこれからの学習スペースには必要不可欠であると考えているとのことでした。

WolfVision Cynap ワイヤレス・プレゼンテーション&コラボレーションシステムは、アプリやドングル、ソフトウェアを追加しなくても、学生個人のスマートフォンやタブレット、ラップトップの画面をワイヤレスで簡単に共有することができます。様々なデバイスへの対応が想定される教室環境において、iOS、Android、Windows、MacOS、ChromeOSなどのデバイスとマルチOSに対応しているCynapは大変優れたシステムであり、この高い柔軟性が学生の主体的な学びへと繋がる事が期待されています。また、Cynapのワイヤレスミラーリング機能の画質は有線接続とほとんど区別がつきません。画像、ビデオ、音質に遅延がないため、ストレスなく使用できます。Cynapには映像と音声のストリーミング配信機能が同期されており、学習用のiMacへ講師が操作するアプリケーション映像を直接配信することで、学生は同じ画面上で同じアプリケーションを操作しながら講師のレクチャーと比較し,効率よく学ぶことができます。
当初、このストリーミング配信機能は、学習用iMacへの配信と2つの実習室間での連携配信を目的としていましたが、他の講義室も実習室からのストリーミング配信を受信できるようにしたことで、学生を複数の講義室に分散させた状態で1つの講義を受講することが可能となり、様々なシーンでの活用が期待されています。WolfVisionは名古屋学芸大学の教育をサポートする重要な役割をはたしていることを非常に誇りに思っており、今後もこの主要な教育機関に対し継続したサポートとアドバイスを提供することに尽力いたします。

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