ザールブリュッケン公共事業

ドイツ南西部の地域公共事業者である Stadtwerke Saarbrücken GmbH（水道、エネルギー、公共交通、レジャー施設等を提供）は、このたび新築の５階建てオフィスビルに移転しました。現代のワークスタイルを支え、将来のコラボレーションにも対応できるよう設計されており、このビルには WolfVision の Cynap システムを中心とした完全統合型 AV ソリューションが導入されています。

組織は、ワイヤレスプレゼンテーション、シームレスなハイブリッド会議、Microsoft Teams との統合をはじめ、多様な会議・カンファレンス空間で一貫性があり直感的、かつスケーラブルな技術インフラを求めていました。

WolfVision の販売代理店である MAIKS GmbH と Stadtwerke Saarbrücken は、複数回の現地ミーティングとワークショップを行い、包括的なメディアソリューションのコンセプトを検討・精緻化しました。

WolfVision の Cynap システムは、建物全体でのコンテンツ共有およびビデオ会議の中央プラットフォームとして仕様が決定されました。会議室には Cynap Pure が設置され、ワイヤレスプレゼンテーション機能とハイブリッドミーティングのサポートを提供し、現地参加者と遠隔参加者の双方にとって一貫して使いやすい体験を実現しています。

各部屋には Samsung の業務用ディスプレイを装備し、グループでの共同作業やプレゼンテーションに適した画面の大きさと高精細な表示を確保しています。

建物内の大規模な会議スペースでは、Cynap Pro と WolfVision の vSolution COMPOSER 機能を組み合わせ、双 LED ビデオウォールで動的なマルチソースのコンテンツ処理が可能です。各セッションの要求に応じて、異なるコンテンツを左右別々に表示したり、両方のスクリーンで同じ内容をミラーリングしたりできます。この柔軟性により、内部の戦略会議から外部のゲストプレゼンテーション、公のイベントまで、幅広い用途に対応できます。

ビデオ会議機能が求められる特定の会議室には、WolfVision のオールインワン製品である Cynap Videobar を配備しています。これにより、ハイブリッドコラボレーションが簡略化され、最適な映像・音声品質が保たれます。統合されたカメラ、ビームフォーミングマイク、高品質スピーカー、Cynap のワイヤレススクリーンシェア機能を備え、ケーブルが不要で設置や操作に多くの技術的知識を必要としないエレガントなソリューションです。

Microsoft Teams とのネイティブ統合により、会議の開始が迅速かつ直感的であり、現地／遠隔のどちらからでもシームレスにつながることができます。

会議の計画や部屋の利用効率をサポートするため、システムには ProDVX のルームサイネージディスプレイと Connect Signage ソフトウェアソリューションも含まれています。会議室は Microsoft Outlook を使って直接予約でき、空き状況がひと目でわかる視覚的な表示が設けられています。Connect Signage の柔軟なデザインと直感的なインターフェースによって、部屋の管理が簡易になり、建物全体の可視性と効率が向上しています。

WolfVision システムがすべてのスペースで馴染みのある統一されたユーザーインターフェースを持っているため、従業員は研修や IT サポートの必要性が最小限に抑えられ、一貫した AV 体験が可能です。

Stadtwerke Saarbrücken の新オフィスビルは、WolfVision の Cynap プラットフォームを基盤とした将来志向型 AV インフラを備えています。ワイヤレス BYOD（Bring Your Own Device）機能、高度なデュアルスクリーンプレゼンテーション、シームレスなハイブリッド会議、知的な部屋予約機能など、モダンで接続された環境での協働作業のあらゆる側面をサポートします。

WolfVision 技術を標準として採用することで、Stadtwerke Saarbrücken はデジタル戦略に沿った高性能で使いやすい環境を創出し、今後の革新のための拡張可能な基盤を築きました。